代表世話人挨拶

代表世話人挨拶

●代表世話人挨拶

本研究会は、骨盤内臓器の手術における、様々な機能障害を回避して、術後の機能温存を図ることを研究課題としています。そして、この分野における医学の発展、術後QOLの向上に努めることを目的としています。骨盤内臓器の悪性病変に対する拡大リンパ節郭清の腫瘍学的な有用性が広く注目されていた時代、一方で機能的には様々な障害、すなわち、排尿障害、性機能障害、排便障害などが問題となりました。本研究会はすでにこうした時代から術後機能に関する研究を行い、その改善に取り組んできました。特に、本研究会の大きな特徴は、外科、泌尿器科、産婦人科、解剖学など横断的視野からの機能温存を検討してきたという点です。研究分野が細分化される中、この様な複数の科により様々な視点から横断的なアプローチができるのは本研究会の大きな特徴です。しかし、一方で複数の科が一堂に会して機能温存を考えるためには、機能生理学的事項、用語、解剖、など様々な点に関して共通認識を確立する必要性もありました。さらに、近年では腹腔鏡手術やダビンチによるロボット手術など新たなアプローチが行われるようになっています。従来の開腹手術と比べて拡大視効果で、より微細な観察が可能となってきています。開腹手術では、「見えなかった」ものが「見える」、あるいは「見えにくかった」ものが「より見える」、ようになった時代、こうした利点を如何に機能温存に発展させていくか、これが今後本研究会に課せられた大きな課題であるとも考えています。拡大リンパ節郭清が広く推奨された時代から、術後QOLを重視した時代へと変化している現在、本研究会の果たすべき役割は今後ますます増していくものと考えています。

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代表世話人 東京大学 腫瘍外科  渡邉 聡明 先生

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